新聞の音読

脳の発達は子供のときに決まる!?

生まれたばかりの赤ちゃんの脳はとても小さいのですが、これがぐんぐん大きくなって、おとなの脳に成長します。とくに重要な脳の成長期が、幼児期と思春期です。


脳が超スピードで成長する時期
 脳がいちばん成長するのは、生まれてからの3年間。この間に脳の重さは3倍近くにも増加します。
 その後、脳の発達スピードはゆるやかになりますが、小学校の高学年になると、第2の成長期がやってきます。 10〜11歳ころから、また急激に成長するようになって、この状態が20歳ころまで続き、おとなの脳ができあがるのです。
 脳の発達では、赤ちゃんのときから思春期までがとても大切なことがよくわかりますね。だからこそ、とくにこの時期は、遊びや勉強、家族とのふれあいなど、いろいろな経験を通して、脳をきたえることが大切なのです。
 
脳の重さはこう変わる
脳のネットワークがどんどん発達する
 脳には千数百億個もの細胞がありますが、この数は生まれたときからほとんど変わりません。では、なぜ脳は重くなるのでしょうか。
 それは、脳の神経細胞から出ている「神経せんい」などが急激に増えるためです。神経線維は、神経細胞と神経細胞の間をつないで、情報を全身に伝える伝染のようなもの。この神経線維やそのつなぎ目の辺りが成長していくことで、情報を伝えるネットワークが発達し、脳の働きがよくなっていくのです。このネットワークは、脳を使わないと衰えてしまいます。逆に、努力して脳をきたえれば、いくつになっても活発にすることができると考えられています。

子どもの脳、おとなの脳
子どもの脳はおとなと比べると、神経線維がよく発達していません。そのため、脳の神経細胞から出された情報がうまく伝わらないのではないかと考えられています。

お父さん、お母さんへ

「読み聞かせ」が脳を育てる
 子どもの脳が成長していく過程で、とても重要なのが親子のコミュニケーションです。赤ちゃんは親と「話す」「聞く」というコミュニケーションをとることで、言葉を身につけていきます。また、お父さんやお母さんとのふれあいによって、赤ちゃんの脳は発達すると考えられています。  本誌では、脳をきたえるために音読をお勧めしていますが、まだ文章を読めないお子さんにはぜひ本の「読み聞かせ」を行ってください。話し言葉を「聞く」という効果だけでなく、読み聞かせを通じて親とコミュニケーションをとることは、子どもの脳を活性化させるのに役立ちます。
 
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