28年間のスクラップ 飯田線の貴重な資料

  大平欣五さん(飯田市)


並べられたアルバム


スクラップされた飯田線の関連記事
 飯田線の関連記事をスクラップにしている大平欣五さん。28年間記事を集め、スクラップにして張り、アルバム10冊分にまで膨れた。

 大平さんがスクラップを始めたきっかけは、小学5年生にさかのぼる。たまたま上高地に関する記事が新聞に載ったことで、上高地に興味を持った大平さん。新聞から記事を切り抜き、学校に持っていったところ担任の先生から褒められた。以来、たびたび気に入った記事をノートに張り付けスクラップしているうちに、中学2年生からは本格的に整理してスクラップするようになったという。

 大平さんのスクラップ歴は社会人になって一時中断したが、昭和52年4月、国鉄飯田線(現JR飯田線)の記事が新聞に載ったのをきっかけに復活。しばらくして飯田線は、「ゲタ電」と呼ばれた「クモハ52」や「クモハ53」など鉄道マニア憧れの電車が走り、全国各地から鉄道ファンが訪れた。そのため、飯田線の関連記事が多く新聞に載るようになった。鉄道好きの大平さんも電車の写真を撮ったりしているうちに、飯田線関連のスクラップが膨れていったという。

 スクラップブックには、飯田線の各駅、事故やストなど、その時どきの細かい情報まで日付順に整理されている。
 現在も鉄道ファンの大平さん。「飯田線の記事はこれからも集めていきます」と話す。大平さんのスクラップブックは飯田線の歴史を知る貴重な資料だ。

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