新聞紙で縄を編んで マットやバッグを製作

  西村元秀さん(青木村)


マットとバッグ

 青木村の別荘地「青木の森」に住む西村元秀さん。新聞紙を使った縄を編んで、枕・マット・バッグなどの生活用品を作っている。

 東京生まれの元秀さんは、定年退職後はのんびりした田舎生活を送りたいと希望し、奥さんの桂子さんと平成10年に青木村に移った。時間に余裕ができたため、自分で何か作ろうと考えた。

 まず、マットやバッグを作ろうと、縄作りから始めた。最初は農家からわらを分けてもらっていたが、わらは定期的に手に入らない。そうしたとき、目についたのが、新聞紙だった。新聞紙がわらの代わりにならないかと考えた元秀さんは、試行錯誤して新聞紙の縄を作る方法をマスターした。

 新聞紙は適当な幅に破き、両手でわらで縄をなうように編んでいく。1枚目が終わったら、次の新聞紙を足してつなげていく。つなぎ目にのりは使わない。

 こうしてできた長い縄を手作りの織り機で編んで、枕・マット・バッグを作った。縄を二重に張り合わせ、表面には柿渋を塗って、保存に耐える工夫をした。マットやバッグは大きさを変え、いくつも作ったという。

 「作った枕は蒸れないので、夏は爽快。長く使っています」と元秀さん。手作りの趣味が高じて、自宅のかたわらに工房まで造ってしまった。

 「新聞&新聞紙活用コンクール」には桂子さんが応募した。受賞の知らせを聞き、元秀さん以上に喜んだ桂子さん。「入賞は本当にうれしい。私も新聞紙を活用したアイデアを考えていきたいです」と話す。

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